【コラム】けしからん最近の若者が政権の運命を握っている=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.29 16:25
20・30世代が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)の南北合同チームに反対したのは文在寅(ムン・ジェイン)政府にとって衝撃だ。「平和を操り上げて戦争を防止しようということをなぜ分かってくれないのだろうか」という空しさが読まれる。民主化や南北和解・脱冷戦に生涯をかけた政権の核心586世代は「無条件で味方」だと思っていた若い世代の裏切りに驚いていた。3700年前、シュメールの粘土版に刻まれた通りに「最近の若者はけしからん」と叫びたい気持ちだろう。
20・30世代はただ一言も意見を聞かずに決定された南北合同チームのために女子アイスホッケー選手たちが被害を受けることになると、政府の不通と不公正に怒りをぶつけた。「苦労したキム・ヨナの功績を玄松月(ヒョン・ソンウォル)が横取りした」という不満も提起した。彼らが「国家のために私の幸福を留保することはできない」という立場に立ったのは建国以来、最初の転換期的事件だ。もう国家より個人の価値がさらに重要な時代が開かれた。