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故キム・ジュヒョクさん、恋人・同僚が見送るなか永眠

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2017.11.02 15:00
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故キム・ジュヒョクさんの出棺式の様子
見送りはしたが、別れることができなかった。さよならを告げなければならなかったが、そこにいた誰もがその一言を言うことができなかった。ただ涙を流し、彼の後ろ姿を見送った。誰も準備ができていなかったから、誰も予想できなかったから--。今でもまだ信じられない故キム・ジュヒョクさんとの永遠の別れだった。

2日、ソウル峨山(アサン)病院では午前10時に故キム・ジュヒョクさんの告別式に続いて10時40分ごろ出棺式が執り行われた。享年45歳。

 
この日、現場付近は朝早くからものものしい警備が行われた。内外部すべての警備員が配置され、取材陣や一般の人々の接近を全面遮断した。これは故人を安らかに見送ろうとした遺族の意向による。告別式も徹底した非公開で行われた。

故キム・ジュヒョクさんの告別式は宗教的な儀式は行わず、遺族と所属事務所ナムアクターズの役職員、KBS(韓国放送公社)第2テレビのバラエティ番組『1泊2日』メンバーと同僚俳優が参列した中で約30分間行われた。『1泊2日』のユ・ホジンPDをはじめ、チャ・テヒョン、キム・ジュノ、キム・ジョンミン、Defconnらメンバーが早くから駆けつけ、同僚俳優のユ・ジュンサン、パク・ゴニョン、オ・ジホ、ファン・ジョンミンやキム・ジスも告別式に参列した。

式場内部の横断幕には「永遠に忘れません」という文面が書かれていて涙を誘った。所属事務所側によると、告別式は故人が生前に撮影した映像の上映とあわせて、故人を追憶する時間を送ったという。

続く出棺式では、故人の高校時代の同窓生が棺を運び、所属事務所関係者と同僚がその後に続いた。あまりにも突然の出来事だったからだろうか。出棺式では嗚咽する者もなく厳粛な雰囲気の中で執り行われた。故キム・ジュヒョクさんの恋人イ・ユヨンは、最前列で黙黙と別れのあいさつを述べ、頭を深々と下げたまま涙をとめどなく流すだけだった。

また、この日の出棺には故キム・ジュヒョクさんに最後の挨拶をしようとファンも駆けつけた。約100人余りのファンは葬儀場からやや離れた場所で故キム・ジュヒョクさんを哀悼した。

故キム・ジュヒョクさんは先月30日、不意の交通事故で亡くなった。10月30日午後4時27分ごろ、キム・ジュヒョクさんの乗った車両はソウル江南(カンナム)で他の車両と衝突事故を起こし、その勢いで歩道を越えて近くのマンションの外壁に激突して横転した。車内に取り残されていたキム・ジュヒョクさんはその後間もなく駆けつけた救助隊に救出されて心肺蘇生法を施されて建国(コングク)大病院に搬送されたが、同日午後6時30分ごろに息を引き取った。 

国立科学捜査研究院(国科捜)はキム・ジュヒョクさんの解剖検査を実施した。国科捜側は「直接的な死因は深刻なレベルの頭部損傷であり、心筋梗塞ではない。心臓、薬物に関連した部分は7日ほどかかる組織検査を通じて確認が可能だ。正確な死因を発表するまでには時間がもう少し必要」と明らかにした。 

映画界は故キム・ジュヒョクさん死亡の便りが伝えられた直後からオールストップし、31日午後3時に設えられた焼香所には生前の人望の厚さを証明するかのように、同僚俳優や演芸関係者の足が絶えなく続いた。1日には一般の弔問客も焼香所を訪れ、故人に哀悼を表した。

1972年生まれの故キム・ジュヒョクさんは東国(トングク)大演劇映画科を卒業した後、1993年演劇から俳優としてのキャリアをスタートさせた。1997年にはスクリーンデビューを果たし、1998年SBS(ソウル放送)の公開採用タレントに合格して正式デビューした。デビュー当時、ベテラン俳優キム・ムセンの息子として注目されたが、さまざまな作品で独特の演技世界を構築して演技派俳優として高い評価を受けた。

映画『シングルズ』『春香秘伝 The Servant 房子伝』『愛なんていらない』『妻が結婚した』『あなた自身とあなたのもの』『ハッピーログイン』『共助』のほか、ドラマ『プラハの恋人』『テロワール』『武神』『亀厳ホ・ジュン』など数多くの作品を残し、来年初めに公開予定の『興夫』と『毒戦』(いずれも仮題)が故人の遺作になるものとみられる。

2013年にはバラエティ番組KBS(韓国放送公社)第2テレビ『ハッピーサンデー-1泊2日』のレギュラーメンバーとして活躍しながらお茶の間でも顔なじみの俳優になった。同番組で見せた飾らない姿を通じて「クテンイ兄さん」という愛称を得たキム・ジュヒョクさんの突然の死が、自分の家族のことのように悲しく感じられるのはこのためだ。

ナムアクターズ側は「故人の暖かくまっすぐな人柄と情熱を永遠に忘れないだろう。亡くなった故人と深い悲しみに包まれている遺族のことを思い、生前の美しい歩みを歩いてきた故人の冥福を祈ってほしい」と伝えた。

出棺式を終えた故キム・ジュヒョクさんは忠清南道瑞山市(チュンチョンナムド・ソサンシ)にある家族納骨墓に安置される。

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