【時論】負債主導成長、個人負債という「時限爆弾」を育てる=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.15 12:15
昨年末に個人負債残高が1000兆ウォンを突破したのに続き今年第1四半期の住宅担保融資増加額が前年同期比9倍に達する急増を示している。これに伴い、個人負債増加に対する懸念が大きくなっている。
果たして個人負債問題はどれだけ深刻な水準なのか。経済規模に比べどの程度の個人負債規模が危険な水準かに対し合意された基準はない。概略的に国内総生産の75%水準を臨界水準とみている。昨年の韓国の家計信用規模は国内総生産比73%で危険水準に迫っている。
韓国の個人向け貸付は住宅担保融資が45%を占めており、とりあえず健全性は高いと評価されている。健全性の側面で最も懸念される部分は自営業者向け貸付で昨年6月末現在370兆ウォンに達する。特に3カ所以上の金融機関から貸付を受けた多重債務者の数は昨年9月末現在で329万人、貸付規模は323兆ウォンだ。全個人向け貸付の3分の1を占める。問題は韓国の景気が低迷し続ける場合、自営業者や多重債務者の償還リスクが非常に高くなる可能性があるという点だ。