大谷翔平（２４、ＬＡエンゼルス）がアメリカン・リーグの週間優秀選手に選ばれた。

メジャーリーグ事務局は１１日（日本時間）、先週のリーグで最も優れたプレーをした選手を選んで発表した。４日から１０日までの試合成績を基準とした。アジア出身の打者で、デビュー年の最多ホームラン（１９本）を更新した大谷がアメリカン・リーグ最優秀選手（ＭＶＰ）に選ばれた。

大谷は出場した５試合で打率４割７分４厘（１９打数９安打）、４本塁打、１０打点をマークした。投打ともに活躍した今年４月に続いて２回目の受賞となる。意味ある記録も打ち立てた。今月８日のシカゴ・ホワイトソックス戦で今季１９号となる本塁打を放った。日本打者の城島健司が２００６年にシアトル所属で記録したこれまでの記録１８本を超えた。

だが最近、右肘に対する不安が大きくなっている。あるメディアは「エンゼルスが（右肘の靭帯に不安を抱える）大谷に靱帯再建手術を勧めた」と伝えた。投手としてはしばらく“休業”だ。しかし打者大谷は依然として価値が高い。最近では打撃感がさらに上がっている。チームメイトであり、リーグ最高選手のマイク・トラウトも「からだの状態が完全でなくてもできる他の役割がある。驚きだ」と語った。

ナショナル・リーグではワシントンの看板打者ブライス・ハーパーが週間ＭＶＰに選ばれた。打率４割３分８厘、２本塁打、７打点をマークした。