【中央時評】米国の致命的失敗=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.07 14:52
最後に、世界政府と世界監視に対する幻想を話そう。世界平和と人権保護のために、テロと軍事攻撃と大量破壊兵器への対処は全地球の必須課題だ。これに関する限り、世界は唯一帝国の米国にかなり依存するしかない。しかし世界の安全と平和はあくまで自由と人権、国家倫理と民主主義の価値と方法を通じて追求されなければならない。
世界史が証明するように、それは他国との信頼・対話・協力・外交のような政治の領域として扱われる時、道徳的であるだけでなく、よりいっそう効果的だ。そしてそれがまた独裁および全体主義に対する民主主義体制の強みだった。世界最高の情報能力を誇ってきた米国が、帝国主義時代・冷戦時代・脱冷戦時代のそれぞれの最も深刻な物理的脅威、すなわち真珠湾攻撃、中国の韓国戦争(1950-53年)参戦、米同時多発テロをすべて事前に防げなかったという点は問題の要諦が何かを見せている。情報の失敗によるイラク侵攻の名分喪失はいうまでもない。