円安に賭けたソロス…“為替投機の呪い”に日本もかかるのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.30 09:28
それなら現在のソロスの考えは何か。日本経済にどのような不可避性を看破したのだろうか。昨年夏にソロスはあるコラムで、「日本は体格に不釣り合いな高い通貨をかけられている」と指摘した。近い将来円高時代が終末を告げるだろうという話だった。案の定だ。その年の9月、安倍晋三氏が首相候補として登場し円高論争に火がついた。ソロスは2カ月ほどこれを鋭意注視した。そして11月に行動に出た。
最近ソロスは円の下落を超え墜落を警告した。5日にCNBCとのインタビューで「安倍首相と黒田東彦日本銀行総裁が最近していることは危険なことこの上ない」とした。無制限の量的緩和をめぐり述べた言葉だ。