コメ市場開放が目前に…関税化猶予か開放かを悩む韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.11 17:13
では、輸入米と比較した国産米の競争力はどの程度か。大型スーパー「イーマート」の10キロ入り1袋の価格は2万3300ウォン(約2100円)-3万9500ウォン。イーマートPB商品「イマッサル」(10キロ2万3300ウォン)の場合、価格が最も高い利川米の59%で、ブランド別に価格の差が大きい。今年、消費者が最もよく購入しているブランドは価格が最も安いイマッサルで、全体販売量の26%だった。コメを購入する際、価格を優先的に見て選ぶという分析が可能だ。
一方、ミニマムアクセス米として入った米国産の最近の公売落札値格は1キロあたり1400ウォン台。卸売りを経て実際に食堂が購入する価格は1600ウォン台以上となる。政府は義務的に入ってくる輸入米の価格競争力をあえて無視している。農食品部のノ・ヨンホ書記官は「国産米の安いものが1キロあたり1800-1900ウォンという点を考えると、現在、輸入米は価格上の利点はそれほど大きくない」と話した。