「北朝鮮の青年、韓国ドラマの言葉を真似る」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.28 10:16
脱北した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使が27日、統一部記者団との懇談会の途中、席から立ち上がった。そして両手を挙げながら「統一した大韓民国万歳」を叫んだ。北朝鮮の住民に向かって「皆さんの手に脱北免許証がある今この瞬間を逃さずに大韓民国に来てください」という話をしてからだ。8月に韓国に来た太氏は国家情報院などの調査を終えて初めてメディアの前に立った。太氏は1997年に米国に亡命した張承吉(チャン・スンギル)元駐エジプト大使以来、最高位級の脱北者だ。韓国に亡命した外交官の中で最も職級が高い。
太氏は北朝鮮の核開発計画をはじめ、金正恩(キム・ジョンウン)体制に関し、予定よりも1時間ほど長い150分間ほど話した。脱北の理由については「海外で長く勉強した金正恩は世の中が移り変わる状況をよく知っているため、合理的、理性的な判断をすると考えたが、叔母の夫(張成沢)を無慈悲に処罰する姿を見て絶望感を抱き、脱北を決心した」と述べた。太氏は英語の質問にも流ちょうな英語で答え、冗談を言うなど余裕のある姿を見せた。以下は発言の要旨。