【社説】韓国UFOキャッチャーブームと不況期青年の不安な未来
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.13 16:09
韓国ではUFOキャッチャーがブームだ。町のコンビニだけではなく、大学街や若者たちが多く集まる通りにはUFOキャッチャー路地が造成されるほどだ。中高生から青年まで、UFOキャッチャーに夢中で、テレビ娯楽番組出演者も「UFOキャッチャーをして心配を忘れる」と話したほどだ。また、年間1万5000体の人形を取った中国人男性がYouTube(ユーチューブ)に掲載した「UFOキャッチャー攻略法」の映像は青少年の“神”映像に選ばれている。
UFOキャッチャーは1000ウォン(約95円)札一枚で楽しむゲームで、不況期の青年たちの薄い財布でもひとまず近づきやすく、特に最近の若者層の一人遊び文化に合致しながら大きなブームとなって広がった。UFOキャッチャーを専門に扱うところ(UFOキャッチャー専用ゲームセンター)も急激に増え、ことし2月末までのゲーム物管理委員会に登録された数は1433カ所で、3カ月前の昨年11月(500カ所)に比べて3倍近く増えた。