【社説】税収増大、景気回復が答だ=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.09.14 13:09
朴槿恵(パク・クネ)政権が増税に向け動き始めた。保健福祉部がたばこに課される各種税金を引き上げ2兆8000億ウォン(約2900億円)の税収増を目指すのに続き、安全行政部は住民税、自動車税などの地方税を引き上げ、税金減免優遇を減らすことで総額1兆4000億ウォンの税収を増やすという。たばこ税の引き上げは国民健康増進に向け、地方税引き上げは無償保育・老齢年金のような福祉財源を確保するためという理由を挙げた。
増税が避けられないことに対しては原則的に納得できるだけの側面がある。経済協力開発機構(OECD)加盟国で最高の喫煙率とこれに伴う社会的費用の増加は深刻な問題だ。2008年以降爆発的に増加している福祉財源の調達も至急だ。また、相当数の地方自治体は福祉費負担で財源が底をつく危機にある。