韓経:中国「我々が抜けた終戦宣言には効力ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.06 07:48
今月12日にシンガポールで開かれる米朝首脳会談で南北米3国が韓国戦争(朝鮮戦争)終戦を宣言する可能性が提起されることに対し、中国政府が官営メディアを通じて不満を表わした。
中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹紙「環球時報」と「Global Times(グローバル・タイムズ)は5日、共同社説を通じて「中国が抜けた終戦宣言には効力がなく、いつでも覆る可能性がある」とし「チャイナパッシング(排除)」の可能性に強く反発した。
これらメディアは「韓半島(朝鮮半島)が65年の戦争状態を終わらせることができるのなら、それは当然良いことだ」としながらも「中国が抜けた米朝、または南北米3者が結んだ終戦宣言は技術的に韓半島停戦協定に代えることはできない」と主張した。1953年7月27日に締結された停戦協定には、米国が代表する国連軍が一方から、北朝鮮と中国がもう一方から署名した以上、宣言の歴史的で法律的な地位確保に停戦当事者である中国の参加が絶対的に必要だということだ。