【社説】歴史的な南・北・米首脳会談、ショーで終わってはならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.01 10:37
昨日、板門店(パンムンジョム)で電撃的に行われた南・北・米首脳の会合は様々な意味で歴史的なことだ。まず、ドナルド・トランプ米大統領は金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長を軍事境界線で会った後、板門店の北朝鮮側地域へ一緒に歩いて入った。米現職大統領が史上初めて北朝鮮の地を踏んだ瞬間だった。その後、両首脳は板門店韓国側「自由の家」に移動して待っていた文在寅(ムン・ジェイン)大統領とうれしい挨拶を交わした。
その間南北はもちろん、米朝首脳間二国間会談も2回も行われたが、今回のように韓半島(朝鮮半島)の平和に直接関連した南・北・米3者が一堂に会したのは前例がないことだ。さらに、会合の場所が韓半島の分断の象徴である板門店という点も意味が大きい。1953年の韓国戦休戦協定の当事者は事実上、北朝鮮と米国だった。したがってこの二国間首脳が銃声が止まってから66年が過ぎて休戦協定を結んだ場所で握手したという事実は真の和解の兆しともみられる。そのため、「分断の象徴で平和の握手をしたのはきょうと変わる明日を意味するもの」という金委員長の主張は十分に共感できる内容だ。