【時論】北朝鮮発ハッキングに対する米国の対応=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.08 10:43
この新年の休日に映画『ザ・インタビュー』を観た。波紋の大きい風刺劇だが、予想よりも面白かった。北朝鮮政権が不快感を抱いただけでなく、さらには脅迫的に受け止めた理由も分かった。映画の中の生放送テレビインタビュー場面で主人公が北朝鮮指導者にこう尋ねる。「国民が飢えています。ところでなぜ核兵器開発に莫大なお金を使うのですか?」。たとえコメディ映画でも、この質問は北側の痛いところを突いた。
ソニー・ピクチャーズのハッキング以前は、世界が北朝鮮のサイバー攻撃能力を過小評価していた。かつて韓国企業と保守メディアに対して行った北朝鮮のサイバー攻撃は、初歩的な「分散サービス妨害」(DDoS)技法を使ったものだからだ。北朝鮮は2013年2月にオバマ大統領が火炎に包まれた映像を作ってインターネットに掲載した。中学生レベルのプロジェクトだった。多くの人々が脅威を感じたというより、ただ笑ってしまった。