123回点検しても出てくる工事現場の指摘事項=韓国

123回点検しても出てくる工事現場の指摘事項=韓国

2014年10月07日15時38分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  今年5月、京畿道(キョンギド)のH療養病院に対する安全点検を行った総理室点検チームは当惑するような経験をした。倉庫にあった非常発電機をつけた瞬間、煙が出始めたのだ。煙が激しくなると結局消防車が出動した。この非常発電機は定期的に実施される電気安全検査で「正常」判定を受けたものだった。H療養病院には非常発電機のほかにも6件が追加で指摘された。電気漏電遮断機の一部の配線が焼けて真っ黒になっていた。

  京畿道の別の療養病院は「非常口」表示灯が非常口の反対側を示していた。リフォーム過程で安全施設がめちゃくちゃに再配置されたためだった。火災警報装置がなくガス貯蔵タンクのガス警報機は作動しなかった。

  セウォル号惨事後、政府が実施した安全点検の過程はこのように目まいがするほどあきれたことばかりだった。定期点検で指摘された事項に対して補完措置さえしっかりやっても解決できる問題が大部分だった。今回の安全点検を総括した総理室関係者は「点検を多くやるからといって安全が確保されない」として「形式的な点検はむしろ安全不感症だけ育てることになる」と話した。点検と同じぐらい重要なのが後続措置だという指摘だ。

  実際にソウル松坡区(ソンパグ)のある地下鉄工事現場の場合、過去1年間で123回も安全点検が実施された。ソウル市の84回をはじめ国土交通部や雇用労働部など6機関が入って点検した。だが5月実施された点検で▼落下物防止安全網の不備▼固定ボルトの不良▼避難区誘導など未設置のような単純な内容が問題と指摘された。

  サムスン防災研究所チェ・ヤンファ博士は「安全点検をする時に新しいものだけ見つけようとするだけで、過去に指摘された問題がどのように改善されたのか確認しないケースが多い」として「後続措置にさらに気を遣う必要がある」と話した。

  ソウル大学のクォン・ドンイル法案専攻学研究所長も「安全管理の担当者がほかの仕事を兼ねていたり専門性が不足していたりした事例が少なくない」として「専門担当者を別に置いて着実に点検してフィードバックを受けられるよう制度化しなければならない」と指摘した。

  専門家たちは特に災害避難訓練の重要性を強調している。慶一(キョンイル)大学消防防災学科のコン・ハソン教授は「安全点検に出てくる問題のうち、相当数は実際の状況を仮定して一度でも訓練してみれば発見できるものなどだ」としながら「主な施設に対しては定期的な訓練を実施しなければならない」と話した。

  7月にソウル大学寮で起きた火災は、火災避難訓練で学生たちが消火器の位置と使用方法などを熟知していたおかげで、初期のうちに鎮火できた。
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