ボルトン米大統領補佐官（国家安全保障問題担当）がトランプ大統領と北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の２回目の首脳会談日程に関し「数カ月以内に行われるだろう」と明らかにした。

ボルトン補佐官は１２日（現地時間）、保守性向のラジオ放送進行者ヒュー・ヒューイット氏のインタビューで「数カ月以内にトランプ大統領と金委員長の会談を見ることになると考える」と述べた。続いて「トランプ大統領は（対北朝鮮外交を）楽観して進めているが、幻想を持っているのではない」とし「ポンペオ国務省長官もマティス国防部長官も私も同じ」と話した。

２回目の米朝首脳会談を１１月の中間選挙前に行うのは難しいが「できるだけ早期に開催する」というのがトランプ政権の立場である中、ボルトン補佐官がこのように述べたことで、年末を控えて米朝首脳会談がいつ開かれるかが関心事だ。

これに先立ちトランプ大統領は９日、２回目の米朝首脳会談の時期について「米朝首脳会談の日程を調整するには選挙の遊説であまりにも忙しい」とし「１１月６日の中間選挙後に開かれることになるだろう」と述べていた。また米朝首脳会談場所についても「３、４カ所の場所について話し合っている」と語った。

この日、「対北朝鮮強硬派」のボルトン補佐官は「北朝鮮への軍事力使用の可能性と『最大限の圧力』政策が金正恩委員長を（交渉）テーブルに引き出した」と述べた。続いて「北朝鮮に扉は開かれていて、北朝鮮は完全で不可逆的な非核化をする必要がある」とし「もし北朝鮮がその扉から出てくれば、北朝鮮住民の未来は大きく変わる可能性がある」と強調した。

一方、ボルトン補佐官はオバマ前政権の「戦略的忍耐」政策について「北朝鮮に何もしないというのと同義語」と批判し「もしヒラリー・クリントン氏が（当選して）４年を送ることになれば、北朝鮮に運搬可能な核兵器を持たせていただろう」と話した。