<サッカー>02年W杯のソウルに似た熱気…ベトナムに「朴恒緒マジック」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.29 13:52
「いまは涙を流す時ではない。応援してくれた国民に感謝のあいさつをする時だ」。
27日、中国江蘇省常州で行われた2018アジアサッカー連盟(AFC)U-23(23歳以下)選手権の決勝戦。U-23ベトナム代表を率いる韓国人の朴恒緒(パク・ハンソ)監督(59)は延長戦の末、ウズベキスタンに1-2で敗れて涙を流す選手たちをベンチに集めた。そして一人ずつ背中をたたきながら励ました。選手たちは監督の言葉を聞くと、金星紅旗(ベトナムの国旗)を振りながら熱狂的に応援する自国の観客にあいさつをした。「朴恒緒号」はベトナムサッカー史上AFC主管大会で初めて決勝まで勝ち進んだ余韻を満喫した。
ベトナムはグループリーグを2位で通過し、関心を引いた。イラクとの準々決勝、カタールとの準決勝をともにPK戦で制して決勝に進出すると、注目の的になった。ウズベキスタンとの決勝は大雪の中で行われた。ベトナム代表の中には雪を初めて見る選手も多かった。しかしこうした環境でも監督を信じて団結し、力を発揮した。ベトナムは延長後半まで1-1と善戦したが、終了ホイッスルが鳴る直前に失点し、優勝には届かなかった。