FIFA会長選挙、5選に挑戦するブラッター…KFA会長は執行委員から落選(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.07 14:06
しかし一本化されてもブラッターの壁を超えるのは難しいという見方が支配的だ。ブラッター会長が着実に確保してきた票田は堅固だ。3月に南米サッカー連盟(CONMEBOL)10カ国が「ブラッターを支持する」として早くから声を上げた。1カ月後には最も多い54カ国のFIFA加盟国を持つアフリカサッカー連盟(CAF)もブラッターに手を差し伸べた。CAF総会に参加したアフリカサッカー連盟のイッサ・ハヤトウ会長は、「アフリカは全員一致でブラッター会長に票を入れるだろう」として忠誠を誓った。FIFA加盟209カ国のうち両大陸所属国は64カ国で全体の30.6%に達する。
◇アジア圏もブラッター支持=46カ国が加盟するアジアも親ブラッター系が掌握した。ヨルダンのアル・フセイン王子が中東サッカー界の引き止めを振り払ってFIFA会長選に出馬すると、ブラッターの長い支持者として知られるアジアオリンピック評議会(OCA)のシェイク・アーマド・アル・ファハド・アル・サバーハ会長(52、クウェート)が動いた。先月30日のアジアサッカー連盟(AFC)総会でブラッター支持勢力を集めFIFA執行委員4席を独占した。アル・サバーハ会長が2年任期の執行委員に直接出馬して当選し、4年任期の2席は日本サッカー協会の田嶋幸三副会長とマレーシアサッカー協会のトゥンク・アブドゥル会長が持っていった。残りの1席はサルマン・アル・ハリファAFC会長(バーレーン)が獲得した。全員がブラッター支持者だ。