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【中央時評】朴大統領の平和ビジョンと「外交安保改造」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.02 16:32
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ここで目を引くのはケネディの平和に向けたビジョンだ。彼は、平和というのは決して1つの国の力だけでは達成されるものではないと見ていた。それで絶対に相手方が引き起こす最悪の事態を仮定してはいけないと考えた。それはまさに戦争を意味するためだ。万一、軍事専門家たちの意見に従っていたら、キューバ危機は決して避けられなかったとサックス氏は強調している。

ケネディの教訓は明らかだ。決して、相手方が追い立てる最悪の事態にあらかじめ埋没してはいけないということだ。敵国であっても共有できる、共通の理解があるかもしれないからだ。それで、これを見出して協力体制を構築する方向へと外交安保戦略を模索することが平和の近道というものだ。

 
ソ連崩壊後、ロシアの体制転換と新しい国家建設に経済顧問として参加したサックス氏。今日のロシアを作った「製造責任者」として非難されている彼だ。だが彼は、苦境に立たされたロシアを冷遇した米国と西側の責任がより大きいと主張している。苦境に立たされた国を、より一層窮地に追い詰めた結果だというものだ。意味深長な反論だ。まるで第1次世界大戦後の敗戦国ドイツに対する行き過ぎた賠償強要を憂慮したケインズの警告のように聞こえる。ケインズはドイツを過度に追い詰めれば後になって深刻な政治・軍事後遺症を発生させると警告したのだ。実際、彼の警告は現実となって現れた。ドイツによる第2次大戦の挑発だった。

新しい冷戦局面に陥っている昨今の西側とロシア。米国が社会主義の崩壊後に苦境に立たされたソ連を窮地に追い詰めた政治軍事的な後遺症と変わらないとサックスは主張する。決して他人ごとではない。私たちに投げかけるメッセージが少なくないように思われる。今、南北関係がお互いを窮地に追い詰めるパワーゲームの悪循環から抜け出せずにいるためだ。

“信頼”を強調して北朝鮮に対して「戦争中でも対話は必要だ」と言及してきた朴大統領。今、北朝鮮は深刻な経済的苦境に立たされている。このような北朝鮮をより一層窮地に追い詰めるのは、より深刻な政治軍事的後遺症を追い立てることになるかもしれない。そのために5・24措置の段階的解除を通じて、南北間に共通の理解を見出すことが急務のように思われる。

暗礁に乗り上げた朴大統領の平和ビジョン。軍出身の2人の安保トップの更迭が平和のための朴大統領の外交安保改造にどんな影響を及ぼすのか、内外の視線が集まっている。

張達重(チャン・ダルジュン)ソウル大学政治外交学部名誉教授


【中央時評】朴大統領の平和ビジョンと「外交安保改造」(1)

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