【社説】中国は韓国記者暴行事件をしっかりと捜査せよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.29 13:59
中国が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中期間に起きた韓国記者暴行事件を「適当に」処理しようとする動きを見せて懸念されている。一昨日、韓国政府関係者が伝えた中国の中間捜査結果の内容は大きく3つだ。集団暴行でなく個人による偶発的な暴行、加害者は1人、負傷の程度は重傷(生命に危険な水準)でない軽傷1級(容貌などに後遺症が残る水準)ということだ。我々はこのような中国の捜査内容を納得し難い。
被害記者は当時、中国警護員10人余りに引きずられ、殴られて倒れ、続いた数回の足蹴りによって大きく負傷した。これが集団暴行でないということに驚かれる。したがって、処罰は足蹴りをした人だけでなく、暴行を振るった警護員、そして、この日の管理責任を担当していた中国公安(警察)にまで拡大してこそ当然だ。負傷の程度も鼻骨骨折に続き、眼窩(目の周囲骨)骨折で現在、味覚と嗅覚の90%以上が失われ、韓国の基準では重傷だ。