「ワシントンを眺める北朝鮮、韓国との呼応は難しい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.07 16:14
ドイツを訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が6日、ケルボー財団の招請演説で対北朝鮮政策基調を公開した。文大統領は「韓半島(朝鮮半島)の緊張と対峙局面を転換させる契機になるのなら」という前提条件を付けたが、「いつ、どこでも北の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会う用意がある」と述べた。韓半島非核化追求と平和体制、新経済地図構想を骨子とした文大統領の「7・6ベルリン構想」に関し、専門家らは政府の対北朝鮮政策方向について概して前向きな評価をした。しかし北朝鮮が受け入れるかどうかなど実現の可能性は不透明だという反応を見せた。
金英秀(キム・ヨンス)西江大教授(政治外交)は「以前の政府は名前を先に決めた後に対北政策を実行していった」とし「文在寅政権は時間の経過とともに一つずつむくタマネギのような政策を見せていて、ベルリン構想も具体性を帯びている」と述べた。専門家らは特に文大統領の発言のうち「完全な非核化とともに(朝米)平和協定の締結を推進する」という部分に注目した。