“共通点の多い女性指導者”朴次期大統領とスー・チー議員、初会談へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.21 10:15
スー・チー議員も長期間政治とは距離を置いて暮らしてきた。15歳の時の60年にインド大使として赴任した母親とともにミャンマーを離れた。その後30年余り外国生活をした。英オックスフォード大学を卒業してから国連で勤めたのを除くとインドで英国人の夫と2人の子どもを持つ平凡な主婦として生きた。
しかし脳卒中で倒れた母親の看護のために88年に故国に戻って運命が変わった。当時ミャンマーで民主化運動が起きた。いわゆる「8888(88年8月8日)抗争」だ。スー・チー議員はこれを機に「アウンサン将軍の娘」がミャンマーに残るよう望む世論により同国への残留を決め、野党である国民民主連盟(NLD)を結成する。これにより89年から21年間にわたり軍事政権により自宅軟禁状態にされる。民主化運動の過程でスー・チー議員は91年にノーベル平和賞を受賞し世界的な女性指導者の隊列に上った。