セヌリ党の李喆雨（イ・チョルウ）議員＝首相は一銭も受け取らなかったということか。

李完九（イ・ワング）国務首相＝いかなる証拠でもいい。もし李完九が故人（成完鍾）からお金を受け取ったという証拠が出てくれば私の命を差し出す。

１４日、国会外交・統一・安保分野の対政府質問で答弁台に立った李完九首相が「辞退」という表現の代わりに「命を差し出す」と述べると、本会議場がざわついた。会議場にいた与野党議員は当惑しているようだった。

「命を差し出す」という発言をめぐり、新政治民主連合の権垠希（クォン・ウンヒ）議員から反論もあった。李首相と権議員はそれぞれ元忠清南道警察庁長、元警察署捜査課長という警察の先輩・後輩関係だ。

権議員＝成完鍾（ソン・ワンジョン）元京南企業会長から一銭も受けたことがないという首相の言葉は事実か。

李首相＝３０００万ウォン（約３３０万円）を渡すほどなら（付き合いがあった）１３、１４年間、後援支援金でも私に渡しているはずだ。他の議員は後援支援金を受けた。私が知っているかぎり。公開できる。私も同僚議員の名前を出したくはない。選管委に行けばある。

李首相のこの発言に本会議場の野党の議席からはヤジが飛んだ。

権議員＝同僚議員でさえも首相の言葉がどこまでが事実でどこまでが偽りなのか耳を傾けて判断しなければいけない状況になった。

李首相＝もう一度強調する。いかなる場合でも真っ先に検察の捜査を受ける。「六何の原則」に基づき証拠が出てくれば私の命とも取り替える。私は断固としている、断固としている。

権議員＝誰かの命をもって話したくはない。首相としての珍重な態度でなく私人李完九の…国民は本人の命を云々しながら答えることを望んでいない。

これに先立ち新政治連合の白君基（ベク・グンキ）議員が「成氏は李完九のような人が捜査対象１号だと話した」と述べると、李首相は両手をあげながら「私に対する寂しい気持ちを吐露したというのに、なぜ成氏が私を捜査対象１号としたのか分からない」と困惑する姿を見せた。続いて「私は成氏とは同郷だが、特別な個人的関係はない。お互い心境を打ち明けて付き合うほど親しい関係でもない」と強調した。


韓国首相「お金受けた証拠出れば命差し出す」（２）