【コラム】右折信号を守れば愚か者になる韓国社会(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.02 16:41
運転をする知人は嘆いた。大道路の入り口では「右折信号遵守」の表示板を見るが、これを守って停止していれば、その道でほとんど公敵1号になったという。誰もが無視して軽べつするように隣の車線から次々と右折して行くのを見ると、自分だけが愚か者になった感じがすると語った。
セウォル号の事故後、その表示板は「赤信号時は右折禁止」とより強く変わったという。今その道の上で運転手はどんな考えをするだろうか。やはり規則は守らなければいけない? それとも規則通りにしても死ななければ幸い?
言語が堕落する時、社会的な規約は詐欺または脅迫と区別できなくなるだろう。こうした社会で右折信号をそのまま遵守する運転者は愚か者になるしかない。結局、人々は自分がしたいように利己的に行動しながら、私は馬鹿ではないと、または天を仰いで恥じる点は少しもないと叫ぶだろう。セウォル号の船員がまさにそうだった。