「北ミサイル宇宙迎撃、技術的に可能…中国の反対でできず」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.02.05 15:10
--北朝鮮はミサイル発射と核実験を繰り返し、1トンの弾頭を搭載して攻撃する能力があるとみられている。 対応するべきではないのか。
「国際社会が北朝鮮のロケット発射にどう対応するかは、政治・技術的要素を内包した複雑な問題だ。 私は、国連安保理が北朝鮮のロケット開発を防ぐのに活用できる技術的アイデアに関する仕事をしていた。 米国と国連が北朝鮮のロケットを軌道で確実に迎撃できる手段を開発することだ。 北朝鮮が宇宙発射体(SLV)をICBMに転換するなら、ICBMの発射-再進入軌道テストをしなければならない。 この軌道は推進力飛行-中間段階-再進入の過程をたどるため、衛星軌道とは確実に区別される。 北朝鮮のSLVがこうしたICBM軌道をたどれば、世界はすぐに北朝鮮がSLVをICBMに転換しようとすることを知る。 これを阻止する軍事行動は十分に正当化されるはずだ。北朝鮮のSLVは発射台から2000キロまで8-9分ほど推進力飛行をする。 その程度の時間なら、推進力飛行が完了する地域に配置された迎撃システムが十分に高高度でこれを迎撃できる。 この運搬体は宇宙で加速されるため、偽装装置のようなものに妨害されず迎撃できる。 現在、適切な迎撃システムがあるわけではないが、米国が保有する技術で迎撃システムを開発できる。 国際社会のミサイル関連技術輸出規制(MTCR)が効率的に作動してきたため、北朝鮮のSLVの能力には大きな変化がないはずであり、したがって北朝鮮ミサイルを迎撃できるシステムも数十年間は有用であるはずだ。 北朝鮮のSLVとICBMの無力化は人命殺傷なしに可能であるため、国連の決議を無視し続ける北朝鮮を挫折させるのに十分だ」