【コラム】まもなく終わる「新興国の金祭り」、韓国の経済体質の強化を急ごう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.21 15:20
米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を据え置いた。賛否論争が激しかった利上げをまた見送ったのだ。今回の利上げ見送りに世界は安堵している。特に資金の大量流出を懸念していた新興国が一息つくようだ。しかし米国の利上げは時間の問題だ。イエレンFRB議長が年内利上げの可能性を開いておいただけに、来月利上げする可能性もある。
米国は2008年のグローバル金融危機以降、金利を「ゼロ(0-0.25%)」水準に引き下げ、量的緩和を通じて金融を緩和した。欧州と日本がこれに同調し、韓国や中国など世界の多くの国が競争的に利下げして対応した。その結果、世界には天文学的な資金が広がった。にもかかわらず世界経済は依然として沈滞状態だ。むしろ資産価格のバブルが形成され、経済だけが歪んだ。