韓経:中国THAAD報復に北朝鮮リスク…サービス収支の赤字が「過去最大」=韓国

韓経:中国THAAD報復に北朝鮮リスク…サービス収支の赤字が「過去最大」=韓国

2017年08月04日09時12分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  韓国の今年上半期のサービス収支の赤字が過去最大となった。韓半島(朝鮮半島)内THAAD(高高度防衛ミサイル)配備に対する中国の経済報復の影響で中国人観光客が急減する一方、韓国からの海外旅行客は急増し、旅行収支が過去最悪となったからだ。

  韓国銀行(韓銀)が3日に発表した「2017年6月の国際収支」によると、上半期の経常黒字は362億7000万ドル(約4兆円)だった。前年上半期(516億9000万ドル)に比べ約30%(154億2000万ドル)減少した。6月は70億1000万ドルの黒字で、64カ月連続の黒字となったが、前年比での増加幅は減少傾向だ。

  経常黒字幅の減少にはサービス収支の悪化が大きな影響を及ぼした。上半期のサービス収支は157億4000万ドルの赤字だった。これは半期基準で過去最大の赤字幅。直前の前年下半期(97億8000万ドルの赤字)がこれまでの最大の赤字だった。

  入国者数が減る一方、出国者数は増え、旅行収支が悪化したからだ。旅行収支は上半期77億4000万ドルの赤字で、半期基準では2007年下半期(82億5000万ドルの赤字)以来過去2番目の赤字幅。前年上半期(35億ドル)比では倍以上も増えた。

  特に今年6月の赤字は13億9000万ドルと、MERS(中東呼吸器症候群)事態の衝撃が大きかった2015年7月(14億7000万ドル)以来23カ月ぶりの最大水準となった。韓国を訪問した中国人観光客が大幅に減少したからだ。上半期に韓国を訪問した中国人観光客は225万2915人と、前年同期(381万6756人)比41.0%減。中国政府が韓国への団体観光を禁止した3-6月は前年同期比60%急減した。一方、上半期の出国者数は1262万762人と、18.7%増加した。

  チョン・ギュイル韓銀経済統計局長は「北のミサイル試験後、韓国の地政学的リスクが高まり、中国人観光客に代わって訪韓していたフィリピン・日本・米国など外国人観光客も大幅に減少した」と説明した。

  運送収支の赤字も上半期基準で最大規模の赤字となり、サービス収支の赤字幅を拡大した。上半期の運送収支は22億8000万ドルの赤字だった。
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