温暖化の済州、亜熱帯アテモヤ・アップルマンゴーたわわ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.30 15:08
29日午前11時、済州道西帰浦市南元邑新興里(チェジュド・ソギポシ・ナムォンウプ・シンフンリ)のユジンファーム農場。2年前から試験栽培を行ってきて来年春に初めての出荷を控えたパパイヤが1488平方メートル(約450坪)の暖房設備のないビニールハウスで育っている。緑色のあまり熟していないパパイヤは野菜のように食材として使われて、黄金色によく熟したパパイヤは果肉がたくさん消費される。パパイヤは済州道よりも気温が高いアメリカ熱帯地域が原産地なので、これまでは高い暖房費を別にしなければ経済性の面で栽培が事実上困難だった。しかし温暖化で気温が上昇しながら今や済州道でも栽培が可能になった。
農場のキム・スンイル代表は「初めは私たちの農場の外国人労働者が故郷の食べ物を食べたがってパパイヤを試験的に小規模で栽培した」として「ところが西帰浦市の海岸近隣は冬でもハウス内の温度がプラス5~6度で維持されて追加の暖房が必要なく大規模に栽培し始めた」と話した。