【社説】北の関係改善意志、歓迎するが行動が先
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.29 11:08
「8・25合意」以降、北朝鮮の最高指導部が相次いで南北関係改善意志を表明しているのを歓迎し、評価する。その間、合意した後に違う発言をする北朝鮮の姿を数え切れないほど見てきたため、北朝鮮がこのように合意履行に積極的に取り組むような態度を見せるのは、南北間の信頼を築くうえで励みになる状況だ。
特に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が昨日、8・25合意を「重要視して豊かな結実に変えていかなければならない」と強調したのは、北朝鮮が今回の合意内容を重要な課題と考えていることを傍証する。「張り詰めた軍事的緊張状態を解消し、破局に直面した南北関係を和解と信頼の道に変えた重大な転換的契機」という金第1書記の評価は、過去の韓国政府が南北交渉の成果を説明した国民向け発表文をほうふつさせる。これに先立ち高官接触が妥結した25日には北側首席代表だった黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長が、27日には代表だった金養建(キム・ヤンゴン)労働党書記が「南北関係」改善の意志を明らかにした。