【コラム】メルケルの懺悔と安倍の歴史歪曲(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 11:10
韓日両国は、経済的でも安保上でも緊密に協力しなければならない隣国同士だ。デリケートで流動的な現韓半島(朝鮮半島)情勢を安定的に解決していくためにもだ。ところが韓日関係はますますこじれている。日本の安倍晋三首相は首脳会談を要求しながらも、過去の歴史歪曲において誰よりも積極的だ。言葉では会おうと言いながらも行動では違う。朴槿恵(パク・クネ)大統領が乗り出さないために結局日本政府は公式的に韓日関係を格下げし、これに巻き込まれて両国国民も敵対心を育てているようで本当に心配だ。
問題の根源は、慰安婦問題をはじめとする過去の歴史だ。安倍首相ら多くの日本人たちは日本の敗戦を、反省する過去の歴史ではなく、力不足のために受けた悔しい屈辱として受け止めている。広島平和公園の原爆記念館は、原爆の恐ろしさと共に日本だけが原子爆弾を落とされた唯一の国であることを浮き彫りにしている。日本は平和を破壊した戦犯ではなく敗戦国という烙印を押された被害者にすぎないというメッセージが随所で感知される。