今週発行された『シャルリー・エブド』の表紙は、２０２２年イスラム政党とムスリム大統領が大統領選挙で勝利して、フランスを統治するという内容のミッシェル・ウェルバーグ氏（５６）の小説『服従（ｓｕｂｍｉｓｓｉｏｎ）』を扱った。今回のテロ攻撃の直前の『シャルリー・エブド』はツイッターにスンニ派の急進武装組織人イスラム国（ＩＳ）の指導者アブ・バクル・アルバグダディ（４４）が新年の挨拶をする風刺画を掲載した。

◆オバマ・プーチン・メルケル、テロ糾弾＝米国のオバマ大統領、英国のメルケル首相、ロシアのプーチン大統領を含む世界の指導者たちの糾弾が続いた。キャメロン英国首相はこの日「パリの殺人はおぞましい行為」として「私たちはフランス人と共に言論の自由を守るためにテロに相対して戦うだろう」と話した。昨年末のクリスマス前後、フランス全域にはテロ警戒が発動された。フランスが中東とアフリカ地域でイスラム武装組織に対する軍事攻撃に参加する中で、これに対する報復行為が続いたためだ。昨年１２月２０日、中西部のトゥール近郊の村でイスラムから改宗した２０歳男性が警察署で「アッラーフ・アクバル」と叫んだ後、凶器を振り回して警察３名が負傷した。２１日には東部のディジョンで４０歳男性が小型車両を走らせ歩道に突進して１３人が負傷した。２２日にも西部ナントで３７歳男性がプジョーのワゴン車を都心の広場で暴走し、１人が亡くなり９人が負傷した。
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