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【噴水台】乗務員暴行の韓国企業役員、席争いを猿まね…(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.29 15:23
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ラーメン常務も、こうした風景をよく見ていたようだ。乗務員の航空日誌によれば彼の不満は「なぜ私の隣の席を空けなかったのか」から始まった。エコノミークラスの乗客は隣の席が空けば「もうけもの」と言って足を伸ばしてそれだけのことで、それが“接待”だとは思ってもみない。ラーメン常務もはじめからビジネスクラスに乗ったのではないから、まちがいなく偉い方々がするのを見てならったのだろう。

どこかの飛行機のことだけなのか。席争いは韓国内のあちこちにある。高位職であるほど激しい。朝食会・晩餐に長官を経験した要人を2人以上招待したとすれば、その主催側は席順問題に精通しているか恐れ知らずのどちらかだ。何年か前のあるセミナーに、経済部署の元長官2人が招待された。誰が上席に座るかをめぐってもめた揚げ句、2人とも参加しなかった。今だに官公庁の世界では伝説(?)のように広く知られている話だ。さらに無料チケットも言い争いになる。VIP招待券をもらっても「私はS席なのになぜあの友人はR席なのか」といった不機嫌な声が多く出てくるらしい。

 
このあたりで思い浮かぶ話がある。元プロ球団社長の話だ。「プロ野球の成功秘訣が何か分かるか?招待券を作らないことだ」。野球はそれでいいとして、飛行機はどうしようか。この際、最初からビジネス席を無くしてしまう?

イ・ジョンジェ論説委員・経済研究所研究委員




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