韓経:【社説】大きくなる景気鈍化への警告音…不確実性の払拭が急がれる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.02 11:01
景気鈍化を知らせる警告音が大きくなっている。生産や投資、消費、雇用など実物経済の流れを示す主要指標が同時に低迷している。11兆300億ウォン(約1兆8155億円)規模の追加補正予算が計画通りに執行されているが、企業と消費者の体感景気は改善されていない。政治・安保・経済的な不確実性が拡大することで経済心理も冷え込んでいる。このままでは韓国だけが「停滞」に陥る可能性があるという指摘まで出ている。
8月の産業活動動向を見ると、消費と投資がいずれも後退した。一時的な現象ではなく、悪化している景気の流れを反映したという分析が多い。小売り販売は家電製品など耐久材を中心に前月より減り、設備投資も2カ月連続で減少した。全産業の生産も半導体(12.4%)を除けばマイナスだ。製造業平均稼動率も1.1%ポイント下落したことが分かった。