<大統領側近不正疑惑>全斗煥追徴チームの検事を投入、ミル・Kスポーツ資金追跡
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.25 16:31
チェ・スンシル氏(60)のミル財団・Kスポーツ財団関連疑惑を捜査中の検察が特捜部、調査部の検事を追加で投入し、捜査チームを拡大改編した。検察は近く証拠確保のための強制捜査に入る計画だ。
ソウル中央地検は24日、ハン・ウンジェ刑事8部長を主任検事として特捜部1人、先端犯罪捜査部1人、公正取引調査部副部長1人、刑事部3人の検事7人で「ミル・Kスポーツ財団疑惑事件捜査チーム」を構成したと明らかにした。
検察の関係者は「新しく投入されたキム・ミンヒョン副部長(42)は2011年に最高検察庁中央捜査部傘下の貯蓄銀行合同捜査団、2013年に全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領追徴金チームにいた検察内の資金追跡専門家」と話した。キム副部長は海外に流出した資金の追跡とその資金で購入した不動産の追跡で成果を出してきた。このため検察の内外では「全国経済人連合会が774億ウォン(約71億円)を出資して設立したミル財団(486億ウォン)・Kスポーツ財団(288億ウォン)関連資金の追跡が迫っている」という見方が出ている。別の検察関係者は「事件初期に浮上した両財団の設立・募金の経緯のほか、チェ氏と娘のチョン・ユラ氏(20)が所有する国内ザ・ブルーKとドイツ法人(ビデク、ザ・ブルーKなど)を通じて両財団の資金が流出したかどうかも捜査するだろう」と伝えた。