9月の南北首脳会談…日程を確定できない理由は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.14 14:05
しかし、米国政府が平壌(ピョンヤン)9・9節行事の際、国際社会が参加することに対して批判的だった。北朝鮮の李英浩(リ・ヨンホ)外相は4日、シンガポールASEAN地域安保フォーラム(ARF)の演説の際、「米国が今年9月、共和国創建70周年慶祝行事に他の国々が高位級代表団を送らないように圧力をかけている」と公開的に非難したこともある。政府当局者は「9・9節に差し迫って首脳会談をする場合、国内保守層の反発と外交的論議に直面する可能性がある」とし、「首脳会談のためには物理的に準備する時間が必要であるうえに、国内外の論議を避けるために来月11日以降開かれるのではないか」と見通した。
これに関連して11日から13日まではロシア・ウラジオストクで各国首脳が参加する東方経済フォーラムが予定されている。ウラジミール・プーチン露大統領が行事を主管する。また、18日からは米国ニューヨークで国連総会が始まる。米朝が非核化をめぐって突破口を作る場合、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が国連総会に参加することもあり得るという展望が外交界から出ている。会談関係者は「南北首脳が東方経済フォーラムに参加しない場合、9・9節以降である11日から国連総会の開始に先んじた15日間が有力だ」と予想した。南北は具体的な会談の日程は今後、実務協議を経て確定することにした。