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【中央時評】文在寅は韓国のファビウスになるだろうか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.29 11:32
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カルタゴとの戦争はローマ建国以来史上、最強の敵と対面した危機だった。人類になじみのある「はやく急げ」と「ゆっくりしろ」のどれでもない、極めて矛盾した「ゆっくり急げ」によって大きな危機から国を救ったファビウスの核心戦略は何だったのか。彼はどのように強大なハンニバルの軍隊からローマを救出したのか。

プルタルコスはファビウスが「ハンニバルの作男」「反逆者」とまで呼ばれるほどあらゆる誹謗・軽蔑・非難を受けたと記録している。ローマの既存戦法は重武装歩兵による敵陣の突破と正面勝負だったため、大衆から見てファビウスは他の将軍に比べてあまりにも弱気で卑怯に見えた。度重なる(ローマの)危機と(それに対する)市民の不満に彼は執権と失脚を繰り返した。

 
ファビウスの根本戦略はハンニバルとの正面勝負を避ける国力の維持・強化と持久戦法だった。彼は①ローマ人民の心を1つにまとめ、国家の力を保存・増強しながら②遅いが着実にカルタゴ軍の戦力を消耗・弱化させ、③特に敵の補給と食糧を困難にさせる包囲・孤立戦法を選んだ。

ローマ市民はファビウスを理解できず、彼を「のろまなナマケモノ(Cunctator)」とばかにした。しかし「のろまなナマケモノ」は初めは彼に対する軽蔑的な「ニックネーム」から後日の彼を呼ぶ愛らしい「愛称」を経て、後には完全に一族の光栄な「姓」となった。忍耐と知恵、包容と統合の象徴でもある。

ファビウス戦略の出発は一切の抽象的観念論と原則的強硬論を脱離し、ただ現実(の危機と力量)に基づいた冷静な実用主義と現実主義だった。彼は「国の安全のために」観念的なあらゆる圧力と非難を受け入れなかった。

しかし、ファビウスの対外勝利、国家危機克服、ローマ守護の真の偉大性は何より対内アプローチにあった。すなわちローマの内部の団結と結束だった。ファビウスの対外戦略の神髄はここにあった。彼は内部の敵対勢力まで処罰の代わりにすべて包容した。

ファビウスはローマ市民が自身を非難して強硬派を選択した結果、ハンニバルに大敗して国家が大きな恐怖に震えている時さえ、自身を捨てたローマ市民を非難して強硬派を批判する代わりに先立って人民を慰め、結局はローマが勝利するという希望を鼓舞するのに忙しかった。さらに彼は莫大な将兵を失ったまま敗北し逃走してきた執政官テレンティウス・ウァロを非難・処罰する代わりに「彼はローマ市民と共に敵をはね除けるために帰還した」と歓待し慰労した。驚くべき容赦で、包容だった。

自身に挑戦し、ついに指揮権を分け合ったミヌキウスには「はね除けなければならない敵は私でなくハンニバルであることを忘れるな。仲間と争う必要があっても、いつもローマの安全を先に考えなければならない」と忠告した。しかし、ミヌキウスが敗北の危機に直面するとファビウスは「彼は国を愛した勇敢な戦士だ。彼がとても性急だったとしてもそれは今後問い詰める問題だ」として誰より先に立ち彼を救出した。

ファビウスに敵対していたミヌキウスはついに彼を父と呼んだ。「執政官は今日2つの勝利をおさめられました。勇猛さと指導力でハンニバルを征服され、知恵と温柔で仲間を征服されました。…より良い言葉が思い浮かばないため将軍を父と呼んだが、私を生んでくれられた父の恩恵も将軍の大きな恩恵には及び得ません。父から受けたのは私1人の命だが、将軍から受けたのは私ども全ての兵士の命です」。彼はファビウスのふところに抱かれた。ローマ人のうちファビウスに反対していたが彼のふところに抱かれたミヌキウスたちはとても多かった。ファビウスの包容で1つになったローマは外敵の勝利の内的土台を強硬にした。キケロは冷静なファビウスが「大衆の拍手より国家の安全危険をより一層重要視したこと」を直視する。彼は危機に直面して大衆の人気、反対派の非難、敗者の処罰の代わりに逆に反対派の容赦、敗者の包容、大衆の説得を通じて国家を統合し、救出した。

世界4強、そして核と大陸間弾道ミサイル(ICBM)で武装した北朝鮮を前にし、韓国戦争(朝鮮戦争)以降最大の安保危機に直面した大韓民国の安全と平和のための文在寅大統領のファビウス戦略の出発と目標は果たして何であるべきか。安重根(アン・ジュングン)が真に尊敬したジョージ・ワシントン、そして大韓民国臨時政府とブラントとフィンランドの事例を深く調べてみよう。

パク・ミョンニム/延世(ヨンセ)大学教授・政治学

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