韓経:受注最悪・M&A冷遇…韓国中型造船会社の「涙」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.08 09:13
現代(ヒュンダイ)重工業が大宇(テウ)造船海洋の買収を推進するなど造船業の再編の最中だが、中型造船会社は仕事不足で生存を心配せざるを得ない境遇だ。産業銀行や輸出入銀行など国策銀行が将来的窮状を憂慮し、中型造船会社の構造調整に消極的だという指摘も出る。
7日、輸出入銀行海外経済研究所によると昨年中型造船会社の受注実績(物量基準)は54万7000CGT(標準貨物船換算トン数)で前年より26.2%減った。金額でも13.6%少ない10億8000万ドル(約1063億円)に留まった。
現代重工業と大宇造船海洋、サムスン重工業の造船「ビッグ3」を含む韓国造船業界が昨年7年ぶりに中国を抜いて受注量世界1位を奪還したのと相反する。英国の造船・海運市況分析機関クラークソンリサーチの集計結果によると、昨年韓国造船会社の船舶受注実績は前年より71.8%多い1307万9767CGTに及んだ。受注額も55.3%多い269億4633万ドル(約30兆4170億ウォン)に及ぶ。船舶受注増加分の大半をビッグ3が持っていった結果という分析だ。