韓中FTAに26件の条件を掲げた野党=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.28 10:00
韓中自由貿易協定(FTA)批准同意案に対する与野党の隔たりはかなり解消されたが、野党の「連係作戦」が足かせとなっている。
与野党「2プラス2」(与野党院内代表・政策委議長)と崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官は前日深夜の会合に続き、27日午前にソウルのパレスホテルで会い、「30日に本会議を開催する」という合意文を発表した。当初、与野党は27日に本会議を開く予定だったが、批准案処理を念頭に置いて30日に延期し、本会議の前にFTA与野政協議体と国会外交統一委員会全体会議まで開くことにした。
双方からは「韓中FTA批准案に対する隔たりをかなり狭めた」という話が出た。しかし野党の新政治民主連合の李鍾杰(イ・ジョンゴル)院内代表は合意文発表の2時間後に緊急懇談会を開き、「日程に合意しただけで、その時に批准案が処理されるというのは推測」と述べた。これとともに▼国会法▼セウォル号特別法▼家賃上限制▼住宅賃貸借保護法▼特殊活動費予算--を列挙した後、「(該当)法案を(FTAとともに)処理すれば、野党を無視してきた(与党の)態度が許されるだろう」と述べた。安敏錫(アン・ミンソク)予算決算委幹事は▼幼児無償保育事業の国庫支援▼保育教師保育料の引き上げ▼青年雇用予算の増額--を要求した。