<アジアカップ>韓国、25年ぶり無失点6連勝…豪州との決勝はDF陣がカギ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.30 14:38
サッカー韓国代表のシュティーリケ監督(61)は「攻撃が優れたチームは勝つが、守備が優れたチームは優勝する」という哲学を持つ。守備を重視するシュティーリケ監督の就任後、韓国の4バック(4人のDF)ラインはさらに強くなった。韓国は1990年以来25年ぶりにAマッチ6試合連続無失点で勝っている。31日午後6時に行われる豪州とアジアカップ決勝戦で無失点で勝利すれば、この記録が7試合に増える。決勝は右サイドのDFチャ・ドゥリ(35、ソウル)が太極マークを付けてプレーする最後の試合となる。他のDF3人もそれぞれの思いを抱いて「完ぺきな優勝」を目指す。
中央DF郭泰輝(クァク・テフィ、34、アル・ヒラル)は事実上、片目だけでサッカーをしている。郭泰輝は高2の時に顔面にサッカーボールを受け、左目網膜が損傷した。12時間の大手術を受けたが、視力は大きく落ちた。結局、リハビリをしながら高校を4年間通った。2012年に郭泰輝とともに蔚山現代をアジアチャンピオンズリーグ優勝に導いた金鎬坤(キム・ホゴン)サッカー協会副会長(64)は「泰輝は今でも片目がぼやけて見え、モノの形だけが分かる」と伝えた。郭泰輝の妻カン・スヨンさんは「2008年に医者が夫に『これからは運転してはいけない。右目が疲れればサッカーをやめることになるかもしれない』と話した。それで私が免許を取って代わりに運転している」と語った。しかし郭泰輝は血のにじむような努力で視覚障害を乗り越えた。