<北の挑発その後>焦るペクリョン島…宿泊・料理店などのキャンセル相次ぐ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.02 14:20
哨戒艦撃沈事件の“天安(チョナン)艦46勇士”の海上慰霊祭が行われた先月27日、仁川市甕津郡ペクリョン島(インチョンシ・オンジングン・ペクリョンド)のトゥムジン浦。 周辺に奇岩怪石が多く“西海(ソヘ、黄海)の海金剛(ヘグムガン)”と呼ばれる。観光バスが相次いで出入りし、船着き場には遊覧船に乗ろうとする観光客がよく長い列をつくっていた場所だ。
だが、この日の風景はこれまでと違った。一日中、人影のない中で冷たい海風だけが吹きつけていた。トゥムジンから島周辺まで運行する遊覧船利用客は手の指で数えられるほどであった。遊覧船関係者は「定員60人余りがぎっしり埋まることが多かったが、北朝鮮の挑発・威嚇以降、観光客が大幅に減った」と話した。ここで12年、刺身料理店をしているキム・ジョンヒョン氏(54)は「3年前の哨戒艦爆沈事件当時に戻ったようだ」として「電話さえ鳴れば予約のキャンセルかと思って怖くなる」と話した。