北東アジアの経済規模、2050年には20兆ドル…釜山~九州統合物流網構築を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.25 11:12
常に新技術や輝くアイデアだけで収益源が出てくるのではない。時には地政学から、歴史からも未来の収益源の根っこを掘り出すことができる。「釜山(プサン)と日本をつなぐ統合物流網を急いで構築せよ」という注文も同様だ。物流と言えばわかりきった話のように聞こえるが、何を準備するかにより先端産業に劣らない効果を出すためだ。全国経済人連合会傘下韓国経済研究院のクォン・テシン院長がこれを看破した。彼は24日に福岡で開かれたアジア金融・経済フォーラムで、近づく北東アジア経済圏時代を治める秘蔵の武器として物流網を取り上げ、「韓日物流網革新」を主張した。
クォン院長は、「北東アジアで新たな経済協力関係が形成されている。貿易と物流産業を中心に2050年には北東アジア経済圏の規模が現在の8兆ドルから20兆ドルまで増えるだろう」と推定した。彼は「将来統一韓国を中心に日本、中国、極東ロシア、モンゴルなどで構成された“北東アジア経済圏”を通じ新たな需要を創出しなければならない」と話した。特に統一された韓半島が北東アジア経済圏をつなぐハブになるだろうと予想した。これと関連しクォン院長は、「韓日中経済圏で、生産工程上中間段階にある韓国の役割が重要だ」と強調した。