韓国の水中発掘技術、日本・中国からも学びに来る(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.20 09:45
◇アジア最高技術=1976年に全羅南道新安郡(シンアングン)で14世紀の中国貿易船が発掘されたのをきっかけに本格的に始まった韓国の水中文化財発掘の歴史は36年にのぼる。その間、泰安や莞島(ワンド)・珍島(チンド)など西海岸海域で12隻以上の沈没船を引き揚げた。
現在アジアで水中文化財の発掘が可能な国は韓国・日本・中国・豪州などだ。このうち韓国の技術は最高水準にある。水中の潜水士と対話できるコントロールボックス、泥除去用の真空吸入ポンプなどは韓国国内で開発された特殊装備だ。06年11月にはアジアで初めて水中文化財調査専用船のシーミューズ号が建造された。今年末には290トン級の大型発掘専用船ヌリアン号も進水する予定だ。