<ロッテ経営権紛争>辛東彬会長、父と5分面談…よい雰囲気? 激怒?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.04 13:22
この日、辛東彬会長は「帰国舞台」を徹底的に準備した姿があちこちで見られた。金浦国際空港の入国フロアの取材陣の前で真っ先にしたことは腰あたりまで深く頭を下げることだった。深呼吸と咳払いでのどを整えた後、「国民の皆様に本当に申し訳なく思う」と最初の言葉を述べ、また頭を深く下げた。入国フロアを離れる際、もう一度頭を下げて謝罪した。家族間の紛争に対する冷たい視線を意識したのだ。何度も謝罪して消費者の心をなだめようとしたとも見ることができる。消費財事業が多いロッテグループは世論の影響を大きく受ける。
創業者の父を解任させたという非難も鎮めるかのように、父を「総括会長様」と丁寧に呼んだ。父に会った後、直ちにソウル新川洞(シンチョンドン)ロッテワールドタワー(第2ロッテワールド)に行き、101階の工事現場を見回ったのも、父の意に従う息子であることを見せるための行動と解釈される。ロッテワールドタワーは辛総括会長の生涯の念願事業だ。