<マレーシア機不明>高まるハイジャックの可能性…機長は反政府運動支持者(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.17 11:31
ファリク副機長は最近ボーイングB777の操縦免許を取得し、結婚を考えていたと伝えられた。これに先立ちAP通信はファリク副機長と同僚1人が2011年に2人の女性を操縦席に招いてともに喫煙したと報道した。こうした前歴からこの日もだれかを呼び入れた可能性があるということだ。CNNは操縦士の最後の言葉として伝えられている「OK、 分かった。おやすみ」という通信もすでに操縦席を掌握した第三者による可能性もあると伝えた。
乗客227人に対する調査も原点からやりなおされる。乗客は14カ国にわたり、このうち153人が中国人だ。マレーシアの捜査当局は16日現在まで容疑者や疑わしい人物を特定していないでいる。ハリド警察長官は「各国に乗客の身元などに関する資料を要請している。まだ届いていない資料が多い」と話した。「テロ状況で疑わしくない容疑者はいない」という原則により事実上全員が容疑者となる。捜査当局は偽造旅券でMH370便に搭乗した疑いを受けているイラン人2人を含めすべての乗客の病歴、家族問題、ストレスなど心理的状態を調査している。イラン人はドイツ・フランクフルトに住む母親を訪ねに行く19歳の男性と、デンマーク行きのチケットを買った29歳の男性と確認された。単純に欧州への不法移住を試みたものと結論が出されるかと思われたが、捜査方向が変わり再び注目を浴びている。英BBCは2人の青年のうち29歳の男性の移住動機に確実でない部分があると伝えた。