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前原外相に献金した女性「選挙権もなく政治資金も出せないとは…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.08 09:59
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前原誠司外相に献金して問題となった在日同胞のチャン・オクプンさんは、「外国人も公務員になる時代なのに外国人が献金してはいけないとは夢にも思わなかった」として自身の献金で前原外相が辞任することになったことを悔やんだ。

慶尚北道醴泉(キョンサンブクド・イェチョン)出身で韓国籍を維持しているチャンさんは、前原外相が12歳の時に父親と死別し15歳の時にチャンさん夫婦が経営する飲食店の近所に引っ越してきてから親しくなったという。チャンさんは韓国と日本のメディアとのインタビューを通じ、「前原外相は私の二男と同い年で、店に立ち寄った時には私を“お母さん”と呼んだ」と話した。

 
その後、前原氏が政治家になるとすぐに小さな気持ちだが支援したいと考えていたところ、「5年前に前原氏の広報物の中に寄付金を送る口座用紙が入っており、通名で送金した」と話した。また、「このお金は正直なところ政治資金とは思わなかった。家族ぐるみで親密に過ごしながら韓国人か日本人かを問うことなく慶弔時ごとに助け合う仲だ」と強調した。さらに、「外国人の寄付だと不法資金だというが、いつまでこのように在日韓国人が差別を受けなければならないか」と反問した。

チャンさんは京都市山科区で焼き肉店を38年前から経営している。「これまで飲食店をしながら日本人と同じように税金を払っているが、選挙権もなく政治資金も出せないとは。こういう差別はなくならなければならない」と強調した。

前原外相が辞任した6日にはチャンさんの店に日本の右翼勢力とみられる人たちから脅迫電話が時々かかってきたという。7日の店は連絡が途絶えた状態だった。


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