【社説】今のように大統領の真剣さが疑われれば改憲は難しい=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.25 13:49
朴槿恵(パク・クネ)大統領が、昨日、国会の施政演説で積極的な改憲推進意思を明らかにしたが、国民は真剣さを感じられずにいる。政治的危機から抜け出すためのカードと見る見解が支配的だ。
朴大統領は演説の中で国政の足を引っ張っているチェ・スンシル・ゲートや禹柄宇(ウ・ビョンウ)民情首席疑惑などについていかなる言及もしなかった。チェ氏と関連したミル・Kスポーツ財団疑惑は事件が大きくなってようやく1カ月後に検察がはじめて本格的な捜査に入ったが、チェ氏母娘が外国に行方をくらました後だった。禹首席は国会国政監査の証人出席を拒否し、野党はもちろん与党からも公憤を買った。検察・青瓦台(チョンワデ、大統領府)のこのような体たらくや意思決定が朴大統領とは関係なく進んでいると見る国民はほとんどいない。このような状況で朴大統領は国会に予算案と法案処理協力を要請し、再び改憲を持ち出した。だから雪だるま式に大きくなるチェ・スンシル疑惑などを避けて通ろうとする策略ではないかとの疑いをもたれるのだ。すぐに野党圏は「大統領はチェ・スンシル国政“壟断”に対する謝罪からせよ」という反応を出した。