【韓半島ウォッチ】韓半島平和と共栄のためのロシアの役割(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.24 10:49
2013年以降対中関係が疎遠になった北朝鮮は対ロシア協力を強化した。ロシアは北朝鮮の資源開発、鉄道改善・補修、工業団地開発などの橋頭堡を確保して韓国や周辺国と協力してこれを推進しようとする。ある報告によればロシアは個別の会社への販売形式で北朝鮮に50万トン余りの石油を供給しており、これは勝利化学工場の起動稼動を通じても間接確認された。ロシアは韓半島を軸にする北東アジア経済協力構造を強化して域内利害当事者の位置付けを確保する戦略をあきらめることはできない。結局南北ロ三角協力の成否のカギはロシアや北朝鮮よりも徐々に韓国側に来ており、韓国はこれをめぐり躊躇している局面だ。
ロシアの新東方政策は韓半島の平和増進と大陸協力を強化する輪として効用が高い。これと関連して韓国は羅津・ハサンプロジェクトに参加することにし、モデル事業としてロシアの石炭と白頭山(ペクトゥサン)のミネラルウォーターをロシアが改善・補修した羅津港を通じて輸入した。この協力モデルを北朝鮮内の特区と北朝鮮国境地域に広げ政治的負担は減らし経済協力の多様な拠点を確保することができれば南北関係の改善はもちろん環韓半島経済協力基盤を拡大していくことができるという点で北東アジアの平和と共栄に非常に肯定的な影響を及ぼすだろう。