【社説】南北関係改善、執権3年目を逃すべきではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.23 14:27
南北間に不完全な平和が続いている。南北での軍事訓練、対北朝鮮団体のビラ散布計画をめぐる緊張は今年も相変わらずだ。北朝鮮の核能力は高まったのにその非核化のための外交的努力は成果を出せずにいる。開城(ケソン)工業団地を除く南北経済協力や協力事業は2010年北朝鮮による韓国哨戒艦「天安」爆沈事件以来凍結している。その上、開城工団も北朝鮮の一方的な賃上げ通知でややもすると乱気流にぶつかるおそれがある。南北首脳は共に年初に南北関係の改善を表明したが、このように状況が好転したものはない。
今年は南北関係で求心力として作用できる光復(解放)70周年だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領には大きな選挙のない執権3年目だ。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記も3年の喪が明けて政策的カラーを見せることのできる時期だ。さまざまな環境を鑑みて、南北関係が過去を踏襲するのか、別々の道を行くのかは今年が重大な岐路になる可能性が大きい。