みすぼらしい韓国物流市場(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.25 10:53
多くの主要物流企業が大企業の系列会社としてグループ内需要を担当する「2者物流」業者のため、外部需要に合わせて規模を拡大するよりは、中小企業などに下請けに出す「多段階取り引き構造」を持つ。孫請け需要を得ようと零細企業が乱立し、世界市場に進出するほどの競争力を持つ企業は育成できなかった。大韓商工会議所が2011年に物流企業300社を対象に調査した結果、海外進出の問題要因に対し資金能力不足を理由に挙げた企業は22.4%に達した。
グループ内部取引だけでなく外部需要まで消化する「3者物流」に拡大してこそグローバル企業と競争できる大型物流企業が誕生できると業界関係者らは主張する。物流業界では「規模拡大」に向けた政府の積極的な役割を注文した。韓国貿易協会、韓国船主協会、韓国物流産業政策研究院など物流関連の民間協会と学会など20カ所は昨年、韓国物流産業化推進協議会を発足し、「物流業を製造業に劣らない基幹産業として育成しよう」という主張を掲げた。