北朝鮮権力の上層部 咸鏡道出身者が躍進
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.02 13:07
北朝鮮の改革派経済官僚である朴奉珠(パク・ボンジュ)元労働党軽工業部長(74)が1日、首相に任命された。北朝鮮はこの日、平壌(ピョンヤン)万寿台議事堂で最高人民会議第12期7次会議を開き、このように決めたと、官営朝鮮中央通信が伝えた。朴奉珠は前日開かれた労働党全員会議で、北朝鮮権力の核心である労働党政治局委員に選ばれた。
朴奉珠は03年9月から07年4月まで首相を務めた。金正日(キム・ジョンイル)総書記が「すべての経済問題は朴奉珠と相談しろ」と話すほど信頼が厚かった。しかし高層マンションや建物のエレベーター正常運行を指示するなどの動きに対し、軍部強硬派が「軍隊に送る電気もないのに反革命的な妄動をしている」と反発し、粛清された。