中国の半額製品が加勢、熱高まるロボット掃除機市場(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.12 13:12
しかし、最近状況が急速に変わっている。まず、技術が十分に熟した。既にロボット掃除機について多く指摘されている2つの問題は▼どれほどきれいに清掃するかと▼どれほど隅々まで清掃するかだった。最近進化したロボット掃除機の清掃性能と清掃範囲は、いずれも真空清掃機に近いか、真空清掃機より優れている場合もあるという評価が出ている。
バッテリーの力で清掃するロボット掃除機の清掃性能が一般の掃除機より優れているのは補助道具の活用のおかげだ。ユジンロボットの主力モデルである「アイクレボ・オメガ(iCLEBO OMEGA)」の場合、丸いロボットの前に触覚のような清掃ブラシが多数ついている。ユジンロボットの申慶チョル(シン・ギョンチョル)代表は「このブラシが周辺のホコリを掃いて集めるので吸入力だけで清掃する一般掃除機より清掃状態がより良い」とし、「多くのロボット掃除機がこのような補助道具を活用している」と話した。
イメージ認識技術の発達で掃除機が部屋の中の隅々を縫って回ることができるようになったのも最近のことだ。大抵の製品が部屋に入ると部屋全体の大きさを把握した後、動線を定めてどの部分の掃除が終わり、どこが残っているのかを自ら把握する。LGエレクトロニクスの最新製品の場合、人工知能(AI)機能を活用してワンランク上の機能を見せている。ロボット掃除機が度々接する風景を写真に撮って記憶した後、あった障害物の性格を把握して動線を決めるのだ。例えば、同じような高さの障害物でも「これはドアの敷居だな」と判断すれば越えて行き、「これは人の足だな」と判断すれば避けて行く。業界関係者は「一般消費者の場合、細部まで掃除すると決心しても実際には家の面積の60~70%だけ掃除する場合がほとんど」とし、「ロボット掃除機の清掃範囲は最近80~90%に広がった」と話した。